顧客と“送料をシェアする”新しい提案の仕方とは?

「送料が高騰している。でもすべてを価格転嫁するのは難しい」
そんな時代に求められるのは、“送料を分かち合う”という新しいアプローチです。

本記事では、送料一部負担・ポイント還元・選べる配送方法など、
ユーザーに納得されながら価格調整するための実践アイデアを紹介します。

1. 「送料一部負担」の提案は、誠実なコミュニケーションから

  • すべてを無料にせず「○○円まで当店負担/それ以上はお客様にご協力を」といった“送料シェア”の発想
  • 透明性のある説明が、信頼を生む

例文:

「配送コスト上昇に伴い、当店では500円まで送料を負担し、それ以上は実費をご協力いただく形に変更いたしました」

2. ポイント還元で“実質無料”に近づける

  • 「送料350円」+「購入後300pt還元」=実質50円の印象へ
  • モールや自社ECのポイント施策と連動すると、再来店にもつながる

導入のコツ:
→ カートや商品ページで「送料還元あり」の表示を設けると効果的!

3. 配送手段を選べるUIにして“納得感”を演出

配送方法備考
ネコポスポスト投函/追跡あり/日時指定不可
宅配便手渡し/日時指定OK
  • ユーザー自身に選んでもらう設計で、価格転嫁の印象を和らげる
  • 「選べる」だけで、納得感・信頼感が大きく変わる

4. 複数点購入・サブスクでは「送料無料」のインセンティブを

  • 送料は1点購入時にこそネックになる
    → 逆に「2点以上で無料」「定期便は送料無料」にすれば、LTV向上にも繋がる

セット販売+送料無料の導線を設けるとCVRが向上しやすい

5. サイトやSNSで「送料の意味」を丁寧に説明しよう

  • 単なる料金ではなく、「安心して届くためのコスト」であることを発信
  • 発送風景・梱包体制・追跡の工夫などを伝えることで、送料=価値になる

例:
Instagramで「配送の裏側」を1分動画で見せたブランドが、DMで「送料納得しました」の声を多数獲得

まとめ|“送料シェア”は、顧客との共創の第一歩

価格は一方的に押し付けるのではなく、“共に考える姿勢”が選ばれる理由になります。

  • 一部負担の仕組み化
  • ポイントや選択肢による納得設計
  • 発信での透明性強化

これらを通じて、「価格の伝え方」そのものがブランディングに変わります。

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