「モール系倉庫から3PLに移行したいけど、何から始めればいい?」
「物流を変えたいが、在庫や受注処理に支障が出ないか不安…」
そんな声を多くいただく中、物流切り替えは“戦略”だけでなく“実務”がカギになるのが現実。
本記事では、切り替え時にミスなくスムーズに進めるためのチェックリストを一挙に紹介します。
物流は、サイト運営・顧客対応・ブランド価値と直結する最終工程。
トラブルが起きれば…
など、直接的な売上損失・信頼毀損につながりかねません。
だからこそ、「止めずに・漏れなく・確実に切り替える」ための準備が命です。
チェック項目 | 内容 |
---|---|
契約内容の確認 | 保管費/出荷費/最小契約単位/初期費用を明文化 |
SKUごとの取り扱い確認 | 梱包サイズ・温度帯・法令対応などの事前確認 |
在庫移送スケジュール | 旧倉庫→新倉庫へ移動中の販売制御方法も設計 |
WMS/OMSとの連携 | 在庫・出荷・受注がリアルタイム連携できるか |
各モールとの設定変更 | 倉庫情報・納期情報・出荷元アカウントの更新 |
梱包資材の仕様確定 | ロゴ入り資材・同梱物・ギフト対応など |
試験出荷(テスト) | 新倉庫から実際に出荷テストを行い、ラベルや納品書の確認 |
社内業務フローの再設計 | お問い合わせ・キャンセル処理・返品受けなどとの連動 |
FAQ・納期説明の更新 | サイト上の納期説明・お知らせを正しく反映 |
初回1か月のKPI設計 | 出荷件数・ミス率・レビュー評価の変化を観測 |
成功しているEC事業者の多くは、以下を徹底しています:
つまり、“物流は1社に任せきりにしない”ことが、切り替え成功の秘訣です。
指標 | 目安 |
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誤出荷率 | 0.1%未満が望ましい |
出荷リードタイム | 当日〜翌営業日内 |
レビュー評価 | 配送に関するクレーム比率5%未満 |
在庫差異発生頻度 | 月1回以下が理想 |
3PLや新たな倉庫に移行する際、
戦略を練る前に、地に足のついた実務チェックができているか? が成否を分けます。
“切り替えでトラブル”は防げます。
むしろ、「物流を変えて売上も上がった」EC事業者は、準備が徹底しているだけ。