「EC 物流費 削減」完全ガイド｜小規模ECの委託戦略でコストダウン
物流費を30％削減するには？小規模EC向け・委託戦略のポイント
小規模なECサイトでも、物流費を見直すだけで利益率は大きく改善できます。
今回は、物流コストを最大30％カットするための具体的な委託戦略について解説します。
小規模ECこそ物流費削減のインパクトが大きい
売上規模が小さいECサイトにとって、固定費の中で占める物流費の割合は意外と高いもの。発送業務を効率化し、委託を上手に活用することで、大幅なコスト削減が可能です。
物流費削減の3つの委託戦略
1. 梱包資材の共同調達 or 3PLの資材を活用
- 梱包材をまとめ買いすることで、単価を抑える
- 委託先（3PL業者）の共通資材を利用してコストダウン
- 在庫スペースの節約にもつながる
3PL（サードパーティーロジスティクス）では、資材の在庫管理や調達もお任せできるため、業務負担も軽減します。
2. 自社発送から委託へ。発送単価を固定化
- 自社での発送作業は人件費・時間コストが大きい
- 委託に切り替えることで、1件あたりの発送コストを固定化
- 発送数の増減にかかわらず、予算の見通しが立てやすい
特に繁忙期やセール時の突発的な注文増加にも、委託なら柔軟に対応可能です。
3. 小型配送に特化した発送方法を導入
- クリックポストやゆうパケットなど小型配送を活用
- 軽量商品に特化した配送プランの最適化
- 配送サイズ・重量の見直しで大きくコストダウン
商品サイズに応じて、最適な配送手段を設計することがポイントです。
委託契約は「スライド制」で柔軟に
物流委託先との契約では、荷物数に応じた「スライド式料金体系」を導入すると、無駄のないコスト設計が可能に。
- 月間出荷数が増えるほど単価が下がる
- 少ない月でも過剰なコストが発生しにくい
委託先の選定時には、契約形態の柔軟性にも注目しましょう。
物流費の見直しはEC成長のカギ
小規模ECこそ、物流コストの最適化が利益に直結します。
発送業務のアウトソースは、単なるコスト削減だけでなく、本業に集中できる環境づくりにもつながります。
物流の見直しを機に、次のステージを目指してみませんか？
