来月からの夏のビッグセールに向けて、着々と準備を進められている頃かと思います。
さて、近年のECビジネスにおいて、毎月安定した売上基盤を作れる「定期購入(サブスクリプション)」や「D2C(Direct to Consumer)」のビジネスモデルを取り入れる企業様が急増しています。コスメ、サプリメント、食品など、毎月決まったペースでお客様に商品をお届けするモデルです。
この定期通販を成功させ、お客様のLTV(Life Time Value:顧客生涯価値=リピートし続けてくれる期間や金額)を最大化するために、実は私たち物流倉庫が担う「同梱物(どうこんぶつ)」のコントロールが極めて重要な役割を果たしていることをご存知でしょうか?
本日は、定期通販を裏で支えるプロの物流戦略についてお話しします。
定期通販において、「毎月同じ商品を、同じように箱に入れて送る」だけでは、お客様は徐々に飽きてしまい、解約に繋がってしまいます。 LTVの高いD2Cブランド様は、「継続回数」に合わせて箱の中身(同梱物)を細かく変化させています。
このように、お客様のロイヤリティを段階的に引き上げていくための施策を、プロの物流現場が確実なオペレーションで支えています。
上記のような「ステップアップ同梱」を自社で手作業で行おうとすると、たちまち現場は混乱します。「Aさんにはチラシ①とサンプル②」「Bさんにはチラシ③とノベルティ」といった複雑な組み合わせは、誤出荷の大きな原因になるからです。
プロの倉庫では、先週のコラムでもご紹介した「WMS(倉庫管理システム)」に同梱物のルールを細かく設定します。 システムが「この注文にはこのチラシとこのサンプルを入れてください」と正確に指示を出し、それを見た熟練スタッフが迷いなく手作業でセット(キッティング)していくことで、どれだけ複雑なパターンの同梱でもノーミスで処理することが可能です。
どれだけ素晴らしいパンフレットやサンプルを用意しても、箱の底でクシャクシャに折れ曲がっていたり、商品の下敷きになって気づかれなかったりしては全く意味がありません。
こうした「開封体験(アンボクシング)」を最高のものにするための細やかな気配りこそが、お客様の心をつかみ、「来月もこのブランドから買いたい」と思わせる最大の武器になります。
定期購入の継続率(解約率の低下)に悩まれている事業者様、もしかするとその原因は商品そのものではなく、「届いた時の体験」にあるのかもしれません。
適切なタイミングで、適切なメッセージ(同梱物)を、最高に美しい状態でお届けする。 物流を「コストのかかる発送作業」としてではなく、「売上を伸ばすためのマーケティング施策の一部」として活用したい事業者様は、ぜひ当社の緻密な物流サポートをご検討ください!
